Larry Harlow来日公演

Billboard TokyoでのLarryHarlow来日公演の初日。

大阪公演を終え、東京にやって来た一行。
久し振りの来日と言うこともあり楽しみでした。
Adalberto Santiago、Yomo Toro辺りが注目されてますが、Luisito Rosario、Emo Lucianoなど普段日本のサルサ・シーンでは殆ど注目もされない歌手の来日、Ray Martinez、Lewis KahnなどNYサルサ・シーンを陰で支えて来た実力派ベテラン勢など「通」にはかなりの見所満載。
さらに、「Faniaの継承バンド」を自認するLatin Legends Bandという事でFaniaのどの曲をやるか、もちろんLarry Harlowと言えばLa Carteraなど演奏曲にも注目していた。


会場に足を運んだのが初日の1stステージ。
初めてのBillboard Tokyo。
なんとオシャレな場所なんでしょう。ステージの後ろにはヒルズが見えるし、何とも豪華な場所。こんなとこでサルサ?何とも不釣合いなと言う気もしたが。。。ま、イイでしょう。でも、個人的にはスタンディングが良かったな。
踊る場所もないし、何か騒ぎずらいと言う印象が。
多分、演奏する側もそうだったでしょう。煽っても大人しく座って見ている観客はどう反応していいのか悩むわけで。

ダンス・ミュージックとショーは別物と言うのをそろそろ日本の招聘側も見極めて欲しい。
ビジネスだからと言ってしまえばそれまでだが、あの金額を出して、おまけに入れ替え制と来れば引くお客さんが大半な訳で。
もう少し間口を広くしていかないとただでさえ先細りなサルサ・シーンがこのままだとホントに終わってしまうよと改めて感じた。


さて、ステージはLatin Legendsのテーマ曲から始まり、Faniaの名曲Quitate Tu、Azuquita Mami、La Cartela、Descarga Faniaなど70分のステージを展開。歌はEmo Luisitoのあの中では若手も元気があって良かった(Adalbertoの年齢から来る衰えは致し方ないか)、演奏も、様子見の感じは否めなかったけど、総体的には良かったけど、正直、物足りない。。。
座席の場所も悪かったのか(天井が上の席になる)、音の抜けも悪かったし、何かこもって聴こえた。

でも、NYの時にPuerto Ricoのあの空気、雰囲気、洗練さを感じられたことは満足。こう言う演奏を見られると言うことの方が重要だなと思った。


メンバーら入場する時、バックではCoquiが鳴いていたのが印象的だった。