60年代のキューバ

T-ROD2007-03-17

今日も目が覚めたら、10時過ぎでした。
何してんだろうと本当に思います。


新譜営業。
海外へメールを数本送付などをして、夕飯の準備をして都内へ出掛ける。



夕方、Tokyo Hipsters Clubと言うところで昨日から開催している60年代のキューバと言う写真展を見に行く、と言うよりも、その写真を撮ったカメラマン、近藤彰利氏を迎えてのトークショーに参加してきました。

革命直後のキューバを知る数少ない日本人の口から出てくる当時のキューバの情報は、ある意味とても新鮮で、少なくとも僕が見聞してきた貧しい社会主義キューバではなかった。
逆に豊かささえ感じるものだった。
つまり、革命以前の勢い、恩恵がまだまだあった訳だ。


しかし年月を重ねるとそれも姿を消し、食う為に必死な国に変貌する。それでもこの男、近藤彰利は何度もキューバを訪れる。それほど彼を魅了したのだ。
すごく分かる。キューバ(に限らずカリブ海全体に言えることだが)は人が良い。人情味がある。
日本人がつらくて下を向いてしまうような時でも彼らは胸を張って生きている。常に笑顔がある。もちろん気候が多大な影響を与えている訳だし、教育、医療にお金が掛からないと言うこともプラスに働いているのだろう。
その一方、国を捨てる人もいる。何故?生活の為だ。その瞬間から、キューバ人が持ち合わせていたものを失う者もいる。


ここ日本にもキューバに魅了された人は多い。
キューバが持つある意味神秘的な魅力、どこかひなびた感覚に郷愁を覚えて惹かれているのだろう。年々、観光客も増えていると言うが、観光地化するキューバに寂しさを覚える人もいる。


世界中見渡してもこれほど不思議な国はない。


写真展は4/1までやっている。一度、足を運んでみては如何だろうか?
http://www.tokyohipstersclub.com